今日授業中に先生が台湾の歴史の話をした。
その中で先生が「中国国民党が台湾に渡ってきた時、台湾は日本風の建物はあるけれど、人々は教育を受けておらず、大した服を着ておらず、字も書けなかった。日本語の学校に通えたのは一部のお金持ちだけ。だから、国民党が来てから教育制度を整備した」って言ってた。
明らかに誤りである。
僕は我慢出来ずに言った。
「先生、それは明らかな事実誤認です。終戦直前の台湾における公学校への就学率は約8割で、アジアでは日本に次いで2番目の高さでした。それと日本統治時代の台湾は日本への食料補給基地になっていたので、それなりに経済は良かったはずです。逆に日本が引き上げて中国経済に巻き込まれた瞬間にひどいインフレが起こったのは様々な文献で明らかになっているはずですが?」
先生は不服そうな顔をしてた。
僕は続けた。
「僕は先生達中国人が日本統治についてどのような見解を持っていても構いませんが、客観的な資料も残っていることについて嘘を教えてはいけません。また、先生の事実誤認に基づいた発言は当時の台湾人を馬鹿にしているものでもあります。」
先生は、「分かった。家に帰ったら調べてみるから、金曜日の授業でまた話しましょう」
と言った。
笑顔だったが、どこか不服そうな表情。
ちなみに、僕はさっきわざと「先生達中国人」という言い方をした。
先生は台湾生まれの台湾人である。
しかしながら、両親は共に大陸から来た中国人。
先生のことをあえて中国人と呼ぶことによって、「外省人が都合の良い歴史語ってるんじゃねーよ」というニュアンスを付け加えたのだ。
それにしても腹が立った。
日本統治の否定とかは黙って聞いてられるけど、無知な教師が日本の教育政策について間違った認識のままベラベラ喋ってるのは耐えられなかった。
でも、当時の公教育の普及率とかは具体的なデータが残ってるはずだから。
先生は調べてきて、金曜日なんて言うんだろうね。
あー、マジで台湾に来てから一番腹立った。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント