もともと一人旅とか好きなタイプで、ぷらーっと出かけるのは好きなんだけど、いざ台北に住んでみるとあんまり出かけようという気にはならなくて。
台湾は日本と同じく温泉大国。
多くの日本人と同じく、私も温泉大好き。
今日は「温泉に行く」ということだけを決めて、財布だけ持って家を出た。
とりあえず、烏来と北投の温泉は行った事あるし、土日だと人も多いだろうから却下。
まずはバスに乗って樹林という台鐵(日本でいうJR)の駅へ。
家から一番近い台鐵の駅は板橋っていう駅なんだけど、ちょうどで樹林行きのバスが来たからそれに乗って向かった。
初めてきた樹林の駅。
ここから各駅停車に乗って基隆という街へ向かう。
電車に揺られること1時間強で基隆に到着。
基隆は高雄に次ぐ、台湾第二の港町。
また、台湾一雨の多い街とも言われてる。
確かに前に来たときも雨だった。
とりあえず、観光案内所へ行き「金山」という街への行き方を調べることに。
観光案内所に入り日本語のパンフレットを取ろうとすると、スタッフの方から「そちらのパンフレットは日本語版です。こっちが中文版」と中国語の方を渡された。
僕、日本人なんですけど…
僕「金山ってどうやって行くのが良いですかね?」
スタッフ「790っていうバスに乗れば行けるよ」
僕「バス停どこですか?」
スタッフ「歩道橋渡って、ファミマの前!」
僕「ありがとう〜」
そういえば、前に基隆から九份に向かったときも同じバス停を利用した気がする。
バス停でバスを待つが、15分経っても来ない。
台湾人のタクシー運転手のおじちゃんが、「金山行くんだろ?お前の他にも行きたいって奴いるから、乗らないか?一人120元だ」と行ってきた。
バスよりははるかに高いが、これ以上バス待つのも嫌なので、誘いにのることに。
運転手「お前、香港人だろ?」
僕「ちげーよ、日本人だよ。」
運転手「日本人か。正直、全然日本人には見えないけどww」
僕「うっせーw」
運転手「そういえば、野柳ってところ景色がいいぞ。 今の時間、金山は人が多い。先に野柳に行ってから、夕方すぎに金山に行けば良い」
僕「へぇ。」
まぁ、そうなのかもしれないけど僕は金山に直接行きたいので。
しかし、あろうことか野柳というところに着いた時に「はい、降りろ」と言われる。
僕「いやいや、僕が行きたいのここじゃなくて金山だから!!!」
運転手「金山は今の時間帯行ったら人多くて面倒だ。だから、先に野柳で時間つぶしてから、その後バスで金山行けば良いだろ」
僕「そういう問題じゃない。俺は金山に行くって言ったからタクシー乗ったんだ、金山に向かえ」
もう一人の客「俺の目的地は金山じゃない」
僕「は?おいお前(運転手に向かって)、金山まで相乗りって話だっただろ!?」
運転手「金山は今の時間帯人が多いから…」
頭きた。
僕「じゃあ、いいよ。120元くらいくれてやるよ。お前みたいな奴と違って、俺たち日本人にとってはこんなの大した額じゃねぇしなw」
と言って120元置いて強めにドアを閉めた。
タクシーは金山とは違う方向に向かっていった。
100元とか200元とかその程度のお金のために、こういうことやって何が楽しいんだろ。
日本より経済水準が低い国を見下すことは絶対にしてはいけないと常々思ってるけど、こういう観光客から汚い金の奪い方する奴にはこれくらいの嫌み言っても罰当たらない気がする。
ただせっかく、野柳に来たのでお昼ご飯を食べることに。
ここらへんは海鮮料理のお店が多い。
目に入った店に適当に入る。
海鮮炒麵 70元
生魚片 150元
お店の人に、「どんなお刺身ですか?」って聞いたら、「白身と赤身があるよ」とのこと。
「じゃあ白身で」と言ったら、これが出て来た。
赤い。
ちなみに、赤身はどんなのが出てくるかというと、マグロの赤身だ。
確かに、マグロの赤身に比べればこっちの方が白いのだが、決して白身ではない。
ピンクだ。
味は美味しかった。
この時点で14:30。
バス停探すのも面倒だったので、タクシーを拾う事に。
運転手の顔を見たら、さっきの運転手と一緒に基隆の駅前で客引きしてた男だった。
タクシーに乗ってから、メーターがついてないことに気付く。
僕「メーターは?」
運転手「金山まで250元だ」
野柳から金山で250元はどう考えても高い。
さっきだいぶイライラしたからか、文句言う気にもならなかった。
この際、金山に着ければそれでいい。
僕「あんた、さっきの運転手とも知り合いだろ?」
運転手「ああ、そうだ」
僕「さっきその運転手に騙されたんだよ。そんで、あんたも今メーター付けてないじゃんか?」
運転手「さっきの話は知らないし、俺のタクシーはいつも行く場所によって値段決めてる」
僕「じゃあ、客が乗る前に値段言えよ。」
運転手「はぁ」
僕「俺はまだ普通の外国人観光客に比べれば中国語話せる方だから、こうやって文句も言えるけど、そうじゃない人はいい気持ちしないだろ?」
運転手「うーん」
僕「俺はもう良いからさ。次、日本人が来たらちゃんと親切にしてやってくれよ。」
運転手「お前、日本人だったのか。香港人だと思ってたわ!」
僕「さっきのおっちゃんにもそう言われたわ、なんで?」
運転手「外見も中国語の訛りも香港人そっくり。」
僕「じゃあ、香港人ってことでいいや。」
あっという間に金山に着いた。
金山老街という古い街を歩く。
ここは、九份の老街と似てる感じ。
ただ違うのは、九份は日本人だらけなのに対し、こちらは日本人など一人もいない。
ここから歩いて、温泉に向かった。
老街を抜けると、一気に田舎っぽい景色が広がる。
10分以上歩いたら到着。
周りは本当に何も無い。
旧金山総督温泉
日本統治時代に建てられた歴史ある温泉。
当時の台湾総督も度々訪れていたらしい。
入浴料は300元。
安くはないけど、タオルとかもちゃんとついてくる。
なにより、水着で入る温泉が多い台湾で裸で入れるのは日本人にとっては嬉しい。
露天風呂からは海が見渡せる。
ちなみに、男風呂からは海が見えますが、女風呂は山側にあったので見えるかどうかは分かりません。
今日は天気が悪かったので、あまりはっきりと見渡せなかった。
温泉を出て、金山老街へと戻る。
みんな歩きながらアイスを食べてたので、僕も買うことにした。
アイス(抹茶、タロイモ、バニラ) 60元
タロイモのアイス、初めて食べたけどめっちゃ美味しかった。
現在時刻は16時。
これからバスに乗って淡水という街に向かう。
1時間ほどで淡水駅へ到着。
駅がカッコいい。
淡水はデートスポットだからかカップルがめちゃくちゃ多い。
一人で来るような場所ではないかもしれない。
海が近いので、こちらも海鮮料理のお店が多い。
予定では夜も海鮮を食べる予定だったんだけど、ぷらぷら歩き回ってみてもあんまり良さそうなお店が見当たらなかったから、駅前のデパートでラーメン食べることにした。
横浜から出店したお店ということで、久しぶりに日本のラーメンが食べれることにテンションが上がる。
ラーメン 190元
うん。
ここ最近食べた中では一番日本の味に近いけど、やっぱり違う。
一番違うのは、油の少なさと味の薄さなんだよね。
台湾の料理は脂っこいものが多いけど、スープに脂がたくさん入ってる事はあまりない。
あと、台湾の料理は基本的に味が薄い。
東北出身の僕にとっては正直、食塩を携帯しようかと思うくらい薄いときがある。
逆に台湾人が日本でラーメンを食べたら「しょっぱい」と感じることが多いみたい。
まぁ、お客のほとんどは台湾人なんだろうからこれで良いんだろうけど。
帰りはMRTに乗って1時間ほどで輔大へ。
20時前に帰宅。
11時に家を出てからいろいろあったけど、楽しい1日だった。
金山老街は初めて行ったんだけどすごくおすすめ。
僕が台湾で好きな街がまた一つ増えた気がする。
やっぱり、土日のうちのどちらかは家を出た方が良いなと改めて思った。
家で勉強するのも、マックで台湾人と言語交換するのも大事だけど、一人で知らない場所へ行って何かを感じることの方がもっと大事だな、と。
特に平日は学校があるから、自由に時間が使えなかったりするしね。
今日動き回った分、明日は家でごろごろしようと思います。
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